「京都ギリシアローマ美術館」
京都ギリシアローマ美術館は、古代ギリシアローマに魅せられた蜷川明・妻岸子の40年に渉るコレクションです。末永く保存するとともに一般に公開するため、閑静な住宅街に美術館を建設し平成9年4月開館しました。過ぎ去った人類の栄光に思いを馳せながら歴史の跡を辿っていただければ幸いと存じます。
館主 蜷川明
先日訪ねたギリシアローマ美術館はとても印象に残った。閑静な京都の住宅街。どこに美術館があるのだろう?とnaviに従って車を走らせた。「あった!」。エントランスの庭が美しい。中に入って右側にコーヒーショップがあり、受付がある。ギリシアローマの力強い作品と、どこかアットホームな雰囲気が不思議な空間を醸し出す。美術館主催の集いに参加した後、蜷川様の奥様と少しお話をさせていただいた。初対面なので、あまりいろんなことをお訊きすることができませんでしたが、次回は、ギリシアローマに魅せられたいきさつや収集のエピソード、さらに先々代の蜷川式胤(にわがわのりたね)氏のことなど、お訊きしてみたい。また、定期的に開催されている「京都哲学カフェ」なる集いにも多いに興味を持ちました。
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Comments
あがるま様、コメントありがとうございます。
私にとってギリシャ・ローマ美術館は、予期せぬ出会いでした。ロケーション、そしてその展示品が個人の収集であること、美術館のサロン活動。どれも私の好奇心を多いに刺激しました。
古代美術については、私は知識を持ち合わせておりませんが、コメントの中にありました、ミホ美術館もかねてより、いつか訪ねてみたい美術館です。
Posted by: koh | August 08, 2006 07:28 AM
私も7、8年前に一度尋ねたことがあります。
大文字も見えると仰つてましたね。
建物も素敵ですが、収集品もエトルリアのお墓をそのままもつて来たやうな立派なものですね。
倉敷にも蜷川美術館があつたやうですから、前はそこに展示されてゐたのでせうか?
欧州で美術商の処に行くとニナガワを知つてゐるかと聞かれます。
ミホ美術館と並んで代表的な日本の収集家として知られてゐるやうです。
前には東京の飯田橋にもコーヒ会社の経営する古代美術館があつたのですが、
これは青柳先生の指導で集められたさうですね。2、3年前に行つたらなくなつてゐましたが、
収集品は何処に行つてしまつたのでせう?
Posted by: あがるま | August 05, 2006 09:26 PM