ドウダンツツジ 秋に映える
ドウダンツツジ(ツツジ科)
秋に映えるツツジ。といっても花ではない。寒さにあい葉が燃え立つ。ツツジでは数少ない落葉性。ドウダンの名は牧野富太郎博士が枝ぶりが結び燈台(燭台)を思わせるとして、燈台からの転訛をとなえた。これに対し、細見末雄氏は花が昔の山人が腰に下げた布や皮の小袋・胴乱に似るからと解く。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
ひと言で「紅葉」といっても、秋の色づきは、紅、赤、橙、茶、黄と様々だ。それぞれの木がそれぞれの「紅葉」を迎える。どれがどうとかこうとか言う筋合いではないが、私には深紅の紅葉が最も印象に残る。「深紅」と言えば、カエデ科やウルシ科の植物を思い出すが、なかなかおどうして、亡くなった祖父が庭弄りをしている頃からあったこのドウダンツツジも深紅の紅葉を鑑賞する楽しみを与えてくれる。
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Comments
正右衛門さん、
安国寺のは有名ですね。先日も新聞の地方版で画像を見ました。障子を明けて、部屋の中から眺めたものですが、まるで額縁の中のシーンでした。まだ一度も訪ねたことはありませんが、必ず訪問したいと思います。
Posted by: KOH | December 01, 2005 11:50 PM
先日、篠山の峠山の下山中に、ドウダンツツジの紅葉を見ました。群生という程ではないですが、10本くらいがかたまっていて、赤く浮かび上がる感じでした。
ご存じかと思いますが、但東の安国寺のものは見事です。ご覧になったことがなければ、一度見て下さい。
正右衛門
Posted by: 正右衛門 | December 01, 2005 09:18 AM