『人と自然の博物館』
兵庫県三田市にある県立『人と自然の博物館』に行って来た。いつかは行ってみたいと思っていたのだが、遅ればせながら実現した。これは先日、コウノトリ放鳥イベントで、妻が博物館の名誉館長をされている河合雅雄先生とお話をさせていただいたのがきっかけである。急速に大阪・神戸のベッドタウン化している三田市の丘陵にある。勝手にイメージしていた私の博物館像と環境も規模も全く異なっていた。博物館は5つの主題で構成されている。
主題1は「兵庫の自然」。主題2は「人と自然」。日本海から瀬戸内海まで。海と山と川、都市と農村など兵庫県の多様性を一覧できる。さらに、縄文時代から現代までの人と自然の関わりが分かりやすく展示されている。上の写真は博物館に寄付されたたくさんのコレクションの一つ。この博物館構想の基本は、地元のナチュラリストたちの膨大な標本の寄贈であった。
主題3は「新しい文化」。モノとゴミから、豊かな暮らしのあり方や環境問題を問いかけてくる。一度、キチンと知りたいと思っていたゴミのリサイクルがよく理解できた。
主題4は「地球・生命と大地」。主題5は「生物の世界」。地球誕生、生命の誕生、そして人類誕生。豊富な化石標本や、地球のプレート運動などが詳しく解説してある。阪神淡路大震災の教訓を未来へ受け継いでいかないといけない。マレーシアの大学と学術交流をしているので、熱帯雨林の動植物の紹介が興味深い。
自然に興味を持っている人はもちろん、そうでない人も行ってみる価値大いにあり!生きていることへの感謝の気持ち、地球環境を大切にしなくてはならないと言う気持ちが自然に湧いてくる。
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