ガマズミ 真っ赤な実が可愛い
ガマズミ(ガマズミ科)
秋から冬に、つやつやした赤い実が美しい。名は奇妙で、解釈はいろいろ。方言も実に多く、細かい変化を含めると140余りを数える。果実は酸っぱく、ズミ、ゾーミ系は酸味によろう。同属のムシカリはオオカメノキと呼ばれ、腋芽(えきが)はカメの首、葉は甲羅のよう。ガマズミはカメ酸味(すみ)の転訛か。
『花おりおり その二』 (湯浅浩史・著)
もっとあると思っていたのだが、さすがに夏のあいだは、庭の木々、草花を紹介する機会は少なかった。秋と言ってもまだ紅葉の時期ではない。デジカメを持って庭を歩いてみる。「あった、あった」と思わず声を上げる。周囲にある木々の所為か、見落としがちであった。発見してマジマジと観察すると、なかなか鮮やかな赤である。
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