ハンガーの木材料を発注する
木製ハンガーの製作で最も重要なことは、良い原材料を確保することです。これは一朝一夕ではできません。天然木であるから、産地、伐採の季節、製材の方法、いろんなファクターをキチンと押さえて、はじめて「納得のいく良材」が手に入る。Hanger-Networkには、30年以上の長年に渡って、木材料でお世話になっているS社がある。今日は、その社長と専務に来ていただき、これから向こう半年間の材料の発注をさせていただいた。
1本のブナの角材。この1本が1本のハンガーになるとは、おそらく想像できないのではないでしょうか。(^_^)これは、ヨーロッパから輸入したブナ材である。10年ぐらい前までは、国産のブナ材を使用していましたが、現在はヨーロッパからの輸入が多い。ドイツ、イタリア、フランス、さらにはデンマーク、クロアチア、マケドニア、スロバキアなどの国である。私は以前、ヨーロッパのブナ林を視察したことがある。それは、国産のブナ伐採の限界は必ず来ると分かっていたので、サスティナブル(持続可能)なブナ材を確保するための旅でした。答えはイエス!。植林と伐採利用とがセットで見事にブナが管理されている現場を見た時の感動は忘れられない。
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