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August 21, 2005

「左官・現代名工の技術」 久住章

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豊岡市市民環境大学の講義があった。今年のテーマは「環境と住まい」だそうだ。左官の久住章さんをお呼びし、久住さんの手がけた壁を実際に見ながら講義を受けよう、と言うことで会場をご提供させていただいた。久住章さんは知る人ぞ知る「日本一の左官屋さん」。今日のお話を聞いて、改めてそう思ったのは私だけではなく、講義に参加されていた方みなさん納得、と言うところではないでしょうか。

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スライド説明する久住さん。左官と言うと、土蔵、古い民家の土壁、などを連想する。しかし、久住さんの話はワールドワイドである。「土と住居」と言うテーマで、登場するのは、ヨーロッパはドイツ、オーストリア、イタリア、アフリカのマリ、南米のペルー、中米ではメキシコ、北米ではサンタフェ。もちろん日本の土壁もいっぱい登場する。

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久住さんが手掛けた実際の壁の説明に入る。正面の壁は「長スサ壁」(右側)と外部はそれの「掻き落とし」(左側)。囲炉裏は漆喰の「大津壁」。床は久住さんがINAXの依頼で開発した「たたきブロック」(加熱しないで圧力で固めた土ブロック)。

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「桂離宮の切り返し仕上げ」。久住さんは実際に桂離宮の壁の修復を行ないました。また、久住さんは日本の伝統的左官技術ばかりではなく、イタリア、ドイツの技法、さらには久住さんの独創的な仕上げなど幅広い。「伝統は革新の連続である」と言い切る久住さんの話は、左官と言う技術論にとどまらず、芸術、哲学、世界観、歴史観、人生観、に通じる

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Comments

こちらこそ、皆さんと一緒に久住さんのお話をまとめて聞かせていただき、大変勉強になりました。久住さんのお話は狭義の「職人」を超えて、大変幅広く、且つ奥の深いものだったですね。

それと、昔から知っているようで知らない、永井さんにお会いできたのが、もう1つ嬉しかったです。(^_^)

Posted by: KOH | August 22, 2005 10:24 PM

きのうは、大変お世話になりました。わたしのブログのほうには、なにも書きませんでしたが、左官というものをはじめて知ったように思いました。土の話から、タンニン、アク、鉄とかいう単語が出てきて、頭の中で草木染めと同じ引出しに入っていったような気がしています。ではでは

Posted by: 永井 | August 22, 2005 07:06 PM

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