« ナツツバキ 雨によく似合う | Main | チーフ会議  »

July 04, 2005

ハゼノキ 『楷の木』なり

050703_hazenoki-1

ハゼノキ(ウルシ科)
平地でハゼほど鮮やかに紅葉する木は少ない。ウルシ科なのでかぶれるため、やたらには勧められないが、紅葉期に出会えば、植えてみたくなろう。江戸時代は果実から蝋をとり、ろうそくを作った。現在ろうそくは石油製品のパラフィンとなり、ハゼロウは、和ろうそくに細々と使われる。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著

050703_hazenoki-2

このハゼノキの幼木は、岡山県の『閑谷学校』を訪問したときに購入。実際に『閑谷学校』のハゼノキの種から発芽したもの。『閑谷学校』は寛文10年(1670)に、備前藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた学校。明治維新後は、旧制中学、新制高校となり、多くの偉人を輩出している。時代を超えた「学びの舎」。一生涯学ぶことを忘れたくない。この木を末永く育ててみよう。

050703_hazenoki-3

閑谷学校の中にある孔子を祀る「聖廟」の前にあるハゼノキ。別名、「楷の木」「トネリコバハゼノキ」とも呼ばれている。中国曲阜の孔子林の実をとって育てられ、この地に移植されたと伝えられている。秋の紅葉が格別に美しいのだそうだ。

|

« ナツツバキ 雨によく似合う | Main | チーフ会議  »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ハゼノキ 『楷の木』なり:

« ナツツバキ 雨によく似合う | Main | チーフ会議  »