ナツツバキ 雨によく似合う
ナツツバキ(ツバキ科)
山林にひっそり咲く花だが、庭木として人気上昇中・花はツバキに似るが、葉は異質でつやがなく、冬に落ちる。幹の肌ははげ、サルスベリのよう。果実は五裂し、種子は扁平で、ツバキとは別属。シャラノキの別名は、釈迦入滅に際して白く色を変えた沙羅樹(フタバガキ科)と誤認されたためだ。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
梅雨の時期にひっそりと咲くナツツバキ。この時期、春の花のシーズンが一段落し、緑ばかりが目に付くようになる。それでつい注意散漫になるのだが、よーく見るとナツツバキがそっと咲いているのだ。梅雨の日曜日、ちょっと自分一人だけの時間を持ったときに庭に出てみる。ナツツバキには雨がよく似合う。
The comments to this entry are closed.
Comments