明治以降、日本最大のお寺の建造現場
これは何でしょう?木組みがしてあるが、そん所そこらのモノとは訳が違う。これはあるお寺を建造するための、構造材を実物大で試作したものです。これを元に、実際のお寺にはこのサイズの木組みが何ヶ所も建造される。木組みの向こうに写っている人のサイズと見比べてもいかに大きいかがお分かりいただけると思う。
試作は米松を使用しているが、本番はカナダ産のヒバ材を使用するそうだ。
このお寺の建造を請け負っているのは、知り合いのF工務店。もともと神社仏閣の建造を手掛けてきた建築会社だからこそ、この巨大建造物に取り組めるのだろう。社長の奥さんの話によると、明治以降、建築される最大のお寺だそうだ。
図面を見ながら説明をしていただいた大工の棟梁。施主はその巨大さ故え、40代の若い大工を希望したそうだが、さすがにこの規模の木造建築を造れる棟梁はそういない。そこで白羽の矢が立ったのが、こちらの棟梁。60代だそうだが、これまでの豊富な経験を活かして巨大な材木を加工されていた。このお寺は兵庫県内に建つそうだから、完成したら是非見学に行きたい。棟梁、頑張ってください。
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Comments
職人さんの数って、ずいぶん少なくなったのでしょうが、まだこのような棟梁もいらっしゃるのですね。
棟梁、頑張ってください! ヽ(^o^)丿
Posted by: タチコマ | June 03, 2005 08:27 AM