スイカズラ 「ハニーサックル」「忍冬」
スイカズラ(スイカズラ科)
花は甘く香り、夜に強まる。つる草で、花の奥には蜜がたまり、昔、子供たちはそれを吸い、名の基になったという。漢名は冬の常緑に注目して忍冬。そのつるのからみと花は唐草模様としてデザイン化された。法隆寺から白鳳時代のみごとな軒瓦が出土、「忍冬唐草文字瓦」と名づけられている。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
植物と名前の関係は面白い。英名は"honeysuckle"心地よい発音だとおもいませんか。「母親の乳を飲むが如し蜂蜜」と言ったところか。子供それを吸ったから「スイカズラ」。冬も緑なので「忍冬」。どの名前もそれぞれ納得だ。
このブログのために『花おりおり』を読むことが増えたが、読むと理解が深まる。「甘い香りは夜に強まる」「唐草模様としてデザイン化」。読むまでは気が付かなかったが、どちらの記述も全く納得できる。
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