ソメイヨシノ なんで今さら?
ソメイヨシノ(バラ科)
最も身近だが、謎のサクラである。明治期に突然広がる。それに最初に気付いたのは藤野奇命。明治18,19年の上野公園の調査で見いだした。園丁係から、江戸の花産地・染井から来たサクラが多いと聞き、吉野のヤマザクラと区別し染井吉野と名づける。雑種だが、いつ誕生したか、定かでない。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
友人にメールを送った。「我が家にも桜を植えました。日本人定番のソメイヨシノ。何で今さら?って。でも、今さらなんです。」 すると友人から、「さくらの潔さはいいですよ。やっぱり日本人の心だなあ、そう思う。」と言う返信メールが来ました。友人とは高校時代の同級生、親友である。
日本中どこにもあるソメイヨシノ。なのに「謎のサクラ」と知って、ますます興味が涌いてきました。庭のサクラの成長を見守りながら、ソメイヨシノの謎、そして日本人の心情を考察してみたい。
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