カリン どんどん大きくなる
カリン(バラ科)
響きのよい名である。香りもすばらしい。リンゴほどに熟した実は、ずっしりと重く、おいしそう。でもそれは見かけだけで、堅いうえに渋くてまずい。分類上も、短い果柄と多数の種子の特徴から、リンゴよりボケに近い。咳に効き、焼酎に漬けたり、輪切りを等量のハチミツに漬けたりして保存する。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
毎年3月、隣の出石町で「初午まつり」というお祭りがある。屋台が立ち並ぶ一角に、植木屋さんが店を出すのが名物になっている。自宅が完成した13年前に、その「初午」で買ってきたのがこのカリン。どこに植えようかと、しばらく塀の脇に置いていたら、気が付くと既に根を生やし、結局、そのまま移動することなくここまで大きくなってしまった。(^_^)秋には重たい実を付ける。いつだったか、下を通りがかった時に、偶然頭に落ちてきたことがあったが、本当に痛かった。(^_^;; 我が家ではホワイトリカーに漬けて、カリン酒を造る。
The comments to this entry are closed.
Comments