ケヤキ 家のランドマーク

玄関の前にあるケヤキ。でも、もともとここに生えていた木ではない。家を建築するときに移植したケヤキ。家を設計するに当たって、家のテーマをいろいろと検討しました。そんな議論の中で、「私の職業は木製ハンガーの製造である。木を加工して生計を立てている。ならば、木を眺め、木を育て、木の成長と共に仕事や生活を振り返ろう」というアイデアがでました。そこで、家の設計の最初に「木を植える」が決まりました。それがこのケヤキです。

何故、ケヤキかと言うと、四季を感じられる木、芽吹きの春、茂った葉の夏、紅葉の秋、そして、葉を落とした冬の枝、ケヤキはその季節ごとに、変化し、生活に季節感を与えてくれる。

家の外壁。土壁である。どの部屋からもケヤキを眺めることが出来るように設計してあるので、ケヤキの変化が毎日の生活にリズムを与えてくれる。