アセビ 庭の垣根に咲いている
アセビ(ツツジ科)
日本で最古の造園植物の一つ。近年出土した飛鳥の島宮の庭園にも植えられていたであろう。大伴家持は庭園の池に映える花を袖に入れたいと詠んだ(『万葉集』巻20)。馬酔木は日本であてた漢字。アセボトキシンなどを含み、呼吸中枢を麻痺させるが、大陸から渡来した馬は知らずに食べたか。
『花おりおり』湯浅浩史・著
私の庭にあるピンクのアセビ。白いアセビが一般的と聞きますが、この上品なピンクのアセビは私のお気に入りです。庭の隅っこの塀際に植えられているので、普段つい見過ごしてしまいがちです。たくさんの花房が束になった姿は春の訪れを確実に伝えてくれる。
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